正月ですタイ。

明けましたなぁ。

 

【2020年ですなぁ】

年月って、経つもんですなぁ。

 

今年は、華丸大吉の華ちゃんのように、

おいしゃん口調で生きていきます。

けっこう、いいんだ、これが。

険しさをそぎ落とす感じが。

 

ちょっとしたイラつきや、「・・・ん?」みたいな感覚もすべて

包んでポイ、と放る感覚になれるというか。

最後にとりあえず、「ふむ・・・そーですなー」

とか言っとくと。

 

一年の計ですタイ。

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(アラスカでエベレスト制覇したポーズか。)

 

いやー、というわけで、

今年の正月は、初日の出も見らんで、明るぅなってから

初詣に行きましたーぁぁ、もう、ものすご寒かったですもんねー。

 

 

【令和の巫女】

今年は、巫女さんが超不作の正月だった。

あるいは、令和の巫女は、もうあれでいくのか?

 

初詣のときの巫女さんって、

バイトとは言え、ふつう、

 

明るく、めでたゲに

「あけましておめでとうございます!!」

「お神酒をお受けください★!!」

「本年もよろしくおねがいいたします!」

などとハキハキご挨拶するイメージ。

 

お守りや縁起物を買うために

こちらがお金を出す場合には、

これお願いします、ってさし出すと

例えばいったん受け取って値段のことは

「◯千円 ”お納め” ください!」

ってぇ、言うものだ。

 

あー、「(自分らが)いただきます」じゃなく、

「(お神様に)お納めください」ねー、と。

 

暮れに一連の教育はされたんだなー、と

わかるものだったけれども・・・

 

その爽やかな流れで、こっちも、

ストーブだけじゃ着物で寒いだろけどねー、と思ったり、

でも、やっぱ必要な役目だしねー、と思ったりで

いつもの正月場面として通り過ぎる

というか。

 

しかし、今年の巫女たちは。

やはり、令和である。

 

お櫛田さんでお神酒受けようとしても、

なーも言わんし(汗)

AIのほうがもちょっとなんか

セリフ組み込まれとるような、

気がしますなー。

 

愛宕さんでは

縁起物を買うにあたって、いつも買う同じヤツにするか

気分を変える(ややライトな感じになっちまう)か、

けっこう私ら迷った挙句に、

やっぱ、いちばん大きいカッコいい、いつものでいこう、と

「大願の矢」というのを一つとって・・・

 

「これお願いします」と差し出したのですけれど・・・

 

黙って手は前で合わせたまま立ってるので(汗)、

あ、無駄な動きを省く巫女さんなのか(汗)、と

慌てて、

大きい大願の矢を持ったままもごもご財布を取り出し始めたら

「◯千円いただきます」

と、

ふつーにお札うけとって、

そのままお金を置く場所に消えてった。

 

「・・・私らは、もうここ離れていいのかね?」

一瞬、いや二、三瞬

戸惑って合理的現実的巫女の背中をだいぶ見つめた。

いただかれた◯千円は、

直で彼女のバイト代になったトですかなー。

 

帰ろうとして、別のところで、同居人氏が

華やかな熊手を見て

 

「オレ、これ買う」

と瞬殺されてしまった。

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ま、とにかく、派手である。

豊かさを、庶民的に表現したらこうなった、という感じで、グッジョブ。

 

人出はおおいけれど、ちょうどその売り場には

人はおらず、巫女二人が立っているだけ。

 

そんな空間でも

たしかに、気になるかわいい楽しいゴージャスさ。

 

私たち二人でちょっと触って角度を変えたりしながら、

眺めておった。

 

いちばん上の文字は、何ていう文字なのかね?

梵字のような。

干支の「子」か?

「千」をネズミの尻尾っぽくしたものか?

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すぐ前にぼーっと立ってる巫女さんの一人に、ダメ元で

「これ、なんて書いてあるかわかります?」

 

「・・・あ、ちょっと、聞いてきます」

あ、やっぱそこまでわかってるわけじゃないよね

そりゃそーだ、と思って、

 

いや、いいんですよ

(わざわざそっちの数メートル離れた社務所の中にいる

本物の神官さんたちとかのとこに行ってくれなくっても・・・)

とぐらいに言うつもりだったのだけれども、

 

次の瞬間、聞いてくると言った巫女は、

すぐ隣に立ってるもう一人の巫女を小声で誘い、

二人で寄ってきて、

二人で覗き込み、

首をひねりながら黙って立った。

 

ああ、隣に聞いたのか。

 

私ら四人、金色の作りもんを囲んで見下ろして

頭を寄せ合ってるだけなのであった。

風は冷たかった。

 

「あ、すいませんもういいです、じゃ、これください」

黙って受け取った一人が、

二歩ほど離れて、

シャバい小さめのコンビニ袋を取って

熊手をそのままシャバっと入れて、

そして

こっちに持ってきたと思ったら、

 

明らかに、

 

それを渡す私たちを、

彼女はキョロキョロ、キョロキョロ、っと

探したのでした。

 

けっこうな角度に目を泳がせて、というか、

首を動かして。

 

ずっと私ら二人しか客おらんやろ?

今、いっしょに四人で頭寄せ合っとったろ?

 

見えてないのか?

見ようとしていないのか?

人は、見たいものしか見えない、

期待したものしか見ようとしない

って言いますからなー。

 

ゆるすぎますなー。

令和ですなー。

 

【よかタイ。豊かさもGET】

そんな巫女体験から帰ってきたら

マンションのお隣のお箸やさんがお正月から開いとったもんやけん、

無いまんまやったお正月用のお箸も買うて、

めでたい鶴の敷モン(ランチョンマット的な、ね 《汗》)も買うて、

ものすごオマケしてもろてから、豊かさGET!

もー、新年早々ラッキーですタイ★

 

なんかごちゃごちゃーとしてから、うちの正月ですタイ。

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屠蘇も雑煮もおせちもブリも、死ぬほど旨いよありがとう。

 

今年もよねすけ。