サンファルの過去生 --踊るバカ女--

 ノウイングのワークで、広い意味でアカシックリーディングとも言える、退行催眠というのをやったんだ。

 

 過去に自分でもやったことはあるのだけれども、今回のテーマは、「アカシックにバリバリつながっていた自分」につながること。

 そして、それはもちろん「今の自分に、見る準備のできている」過去生。

 

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こんなキレイな東京タワー見たことない、と東京の方々も写メ撮りまくり。

 

【想定外のバカおんな登場】

 以前にも、前意識になるための軽い練習として、自分の過去生を見る練習をした時に、「サイキック能力を使っていた過去生」を見たこともあったし、自分で他のテーマとして見ようとしたときに、あーこの時の私はサイキック能力持ってたのねぇ、という過去生を見たこともあったので、まぁ、その中で見た過去生の誰かが、たぶん出てくるんだろうなぁ・・・などと、思っていたのだった。軽く。

 

ところが。

 

違う人が出てきた。

違う転生。

 

なんか、踊ってる姿が、見えてきたんだ。

 

くねくね。くるくる。

ベリーダンス的な。

若く、美しい踊り子ヽ(´▽`)/

 

ただただ、ジブンの体に、

上から来るエネルギーを通すひと。

実に、気持ちがいい。

その感覚は、この今の私に、すごくわかる。

気持ちいいんです。

そして、これなんです、私が欲していたのは。

 

【おかげで納得できてゆく記憶】

一瞬にしてわかるこの感覚。

小学生の頃から私は、

無邪気にはしゃぎまわる同級生や

年の近いいとこたちなどを、

「子供らしく無邪気で、いいなぁ〜」

と心底おもって、眺めていた。

無邪気さが、マジでうらやましかったのだ。

ほんとうは無邪気にしていたかったのに、

でもできない、という強烈な意識があった。

押さえつけられていて。

 

【バカおんなだもの・・・奢り】

その踊り子の私は、天真爛漫。天衣無縫。

天からエネルギーが来るままに、

体を動かせばそれは「踊り」になり、

声を出せば「歌」であり、

言葉になれば「メッセージ」として人々に染み込む。

 

外でも踊り、酒場でも踊る。

賑やかな音楽に合わせて。

賑やかであればあるほど、アガる。

踊れば拍手が来る。

歌えば耳を傾けられる。

上からの言葉を聞かせてほしいと

酒場の客が次々に言葉を聴きにやって来る。

毎日、毎日。

行くところ、行くところ。

拍手と賞賛の日々。その繰り返し。

 

だんだんそれに飽きて来る。

あーあ、タイクツ。・・・ってなる。

 

そんなタイクツ心がふくれあがる中、

噂は独自に噂を呼んで、

やがてその国の権力者の耳にも入り、

とうとう王子様まで、上からの言葉を聴きにやって来る。

お互い、まんざらでもない感じになった。

 

しかし。

王子様の態度なんて、ただ一時的なもの。

片や、バカ女の方は、

ほれ、ワタシの才能と美貌は、一国の将来の女王にも値する!

と、鼻高々。玉の輿!万能感。

 

【今生のブロックは、自作です】

わかりやすい話だ。

たかが踊り子風情で・・・と、

高くなった鼻をへし折られる。

町から蹴り出される。

もはや、人々は冷たい。

 

死ぬときに抱いた感情、決めたことは、

「自分を出しすぎると、痛い目に遭ってしまう」

「言いたいことは、言ってはいけない

 

これはあくまで、まだこの踊り子個人としての

ごく狭い、ミクロな感覚。

ジブンは悪くないのに、的な。

 

オーバーソウルの視点から眺めた。

ほんとうは、そゆことじゃない。

 

彼女には、感謝が無かった。

 

感謝さえあれば、完璧!

完璧に、私の理想の生き方。

 

【どう生かす!?その過去生】

そうなのです。

そこを、過去生を見た後の

ジブンの中の「ひとり反省会」で、話題としたわよ。

 

前半の、踊るイタコ状態は

まっさっにっ、ゼロ葛藤。

才能を謳歌できることが、いかに幸せなことか。

そこに、まったく意識が向いていなかった。

いかん、いかん。

過去のいつの人なのかは知らんが、

若い踊り子さんよ、それはいかんよ。

 

同時に、目を閉じてこの転生を見ていた間の、

あの懐かしいリアルな気持ち良さ。

あれです。

ワタシの本性が感じていた、そして

永遠に感じたいと追い求めていた、リアルな感覚。

 

才能を楽しむ能力。

さらには、それを持ちながら、

多くの人にそれを認められ、賞賛され、

またかれらの資源ともなって感謝までしてもらえることが、

いかに幸せな循環であることか。

 

そこに感謝の念を持つ人になろうよ。

そういう人でいようよ。

 

 【災い転じて、塞翁が馬。かも。】

感謝の念が無かったことでスパッ!と

それまでの生活から転落してしまった、という人生後半。

それを象徴的に今生のタイムラインにつなぐポイントが、

10歳頃の、母の買い物について行ったスーパーの前の場面。

 

母がスーパーの前に自転車を止めている間にも

私はただ機嫌よく、その当時テレビで見続けて好きだった

渡辺真知子の「カモメが翔んだ日」を、

身振り手振りも真似しながら歌っていた。

誰の目を気にするでもなく。

ちょうど、歌い始めの、

 

  ♪ハーバーライトが 朝日に染まる

 その時 一羽の

    カモメ〜が〜、飛〜ん〜だぁ〜〜

 

の、「飛〜ん〜」のあたりだった。

並べられた自転車の間で、

抑えて吐き出す息と一緒にツンザクような母の声が

 

「やめなさい!恥ずかしかっ!」

 

・・・恥ずかしか・・・?

 

その声と言葉は、私の胸にぐさっっ!と刺さった。

 

まるで、ジャンプした瞬間に、脳天をスパイクされて

ばんっっ!と地面に叩きつけられたような。

私のすべてを一瞬で

ぐっっっ!と封じ込められたような。

 

今の今まで、そのほんの1.5秒程度の場面は、

私とはどこをとっても正反対の母の言動の一つとして、

私の方が許して忘れ去っていくしかないものだと思って

心の隅に追いやっていた。

強烈で鮮やかな痛みが続いていたとは言え。

 

けれどそれはまさしく、私が

最も懐かしみ、

最も取り戻したがっていた

踊り子の封じ込められた感覚を思い出すための、

欠くべからざる重要なゲートなのであった。

 

今生での私の母なる人として、

私があの母親を選んだ大きな理由の一つは、

そのゲートから

あの踊り子の天衣無縫さにつなげてもらうことに

あったのかもしれない。

 

なんと巧妙な。

なんと回りくどい。

もともと覚醒しているくせに。

 

・・・ったくよ。

 

そのくらい大きく視点の広がった経験だった。

 

【おぉ・・・!】

あとちょっとなのだ。

私の感覚。

私は、あとちょっとで、のびのびと楽になれる。

 

その後のアカシックレコードの読み合いで、

ある人が見てくれた。

「メスがすーっと入っていく感じ。

 ちょうど、蛹が羽化する時のように。

 もう、準備できてる。脱ぎ捨てれば、きらびやかに羽ばたける。」

 

・・・だろー?

 

過去生退行プロセスの最後には、

感謝の念を持つワタシとなったところで、

さて、どうぞ、

今の私と、統合しましょ。

 

・・・ドッキーング!

 

統合しました。

ちょっとスタイルも良くなった気がするぜヽ(´▽`)/