春分の妖精茶会ほほほ

わぉ・・・宇宙の時代的にも完全に新しい時に

じわーっと移り変わった、という、その

境界線を跨いだ瞬間というのは

2021年3月20日18時38分だったそうだ。

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これ、その瞬間。博多は春の雨。

 

春分は妖精と接しやすい時の一つらしいよ〜。

そこで、妖精をお招きして茶会をやってみた。

 

【妖精いろいろ】

妖精というと、ティンカーベル的な

かわいらしいイメージが先行するけれど、

いわゆる妖怪とか、いろんな呼び名の、

人間にいたずらして来たり、助けてくれたりする、自然霊。

 

ちょうど一年前の3月、

スタジオでの録画の中に、

光の粒が、ぽよ〜ん、ふわふわ〜り・・・

と舞って映り込んでいた。

(ちょうどこの開始時点5分25秒〜30秒ぐらい

youtu.be

 が、いちばんハッキリ飛んでおる。)

あれは、応援してくれていた妖精だわね。

飛ぶよね、妖精。

最近は仕事のため作った動画の中でも飛んどったからね。

 

 

【窓を開けて、お呼びする】

妖精は楽しそうにしてるところにしか来ないから

楽しくしてる「ふり」でもいいから(笑)、

皆で楽しく笑っておしゃべりを・・・というのも

妖精茶会の開き方(というのが、あるのだよ)のうちの

大事な要素の一つらしい。

 

 でも、お茶会に来る予定だった人は

ご都合でキャンセルになったことだし、

やっぱこういう記念すべきゼロ地点は、

自分ひとりで迎えるものなんだわー、と

楽しく一人で賑やかに茶〜飲んだ。

 

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妖精の席にに集う、

マトリョーシカ猫、ガイコツ、水晶、鈴、香り、花びら、マツカサ・・・

 

【ストロープワッフル】

お茶会用に、とお菓子を買うなんて、いつぶりだー?

ひっさびさに、大好きなストロープワッフルもいただいた。

香ばしい薄焼きワッフル生地に

キャラメル味のシロップがサンドされてるやつね。

 

中学1年の時、なんかしばらくオランダに行っていた親戚一家が

送って来てくれて、初めて食べたんだよなー。

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温かいお茶の入ったカップの口に蓋をする状態で

しばらく置いておくことで、

挟まれたシロップが温まって、

トロ〜リととろけて美味が増すのだと

今回、パッケージを読んで初めて知った。

 

そんな、名前も食べ方も知らないままに、中学生の私は

それが送られてくるたび、ワクワクしながら

ただパクついていた。

 

あれはもっと大きい円形だったと思う。

シロップを挟んだずっしり丸いワッフルが

何枚も重ねられて、

異国情緒の絵柄の筒状の缶に入っていて、

開けると甘い香りがして、

他には無い初めての噛み心地と、広がる旨さに、

あたしゃーほんとに感激したヨ(ちびまる子ふう)。

 

ああいう、味や香りに対する

純粋な感激というのは、

とても強い刺激として、記憶に残る。

良いものだ。

 

あの一家が私にしてくれた

唯一の嬉しいこと。

一つだけでも嬉しいことがあったのなら、

ま、ありがたいこった。

 

その人たちからの、あれやこれやのイヤな言葉の数々と

相殺しようとするほどに、

あの感激は

大きな比重をもって、私の記憶に根を張る。

 

 

【妖精が、杖で、ピ〜ン!】

なにせ、一人でやってるから(笑)、

ぜんぶ妖精相手に

自分の胸の内をいろいろしゃべった(怖)。

 

敢えてやってみると、

最近の自分を振り返る、実に良い機会になった。

 

きっと妖精のおかげだぜ。

先に星のついた杖で、私のどタマを、ピ〜ン!と

突っついてくれたのだろう。

リラックスして、気がついていく感じ。

 

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「どタマを・・・。」

 

その、一年前の光の粒の時には

まだどこか、アタマでわかっていることと

体感できていることに乖離があった。

 

「不安」を抱えているうちは、まだまだ

気の持ち方として「不完全」な状況だ、と

つい、どこかで感じてしまっていたのだと思う。

 

けれど、そんな、あなた、

このまま進んでいいのかな、という不安は

あって当たり前だもんな。

寿命のある肉体をもって、生きているのですから。

 

いくら今やっていることがベストだ、と

アタマではわかっているつもりでも、

あるいは、後でそう思えるように

がんばっているつもりはあっても、

 

曇り空の下で人生の持ち時間が減っていっている

と考えてしまう発想からまでは

なかなか自由になれないのが

・・・実際のところだろ?

 

だから、当たり前なんだよ、いちいちの不安は、あって。 

よーがんばっとるよ。

私も。

あなたも。

 

ごく自然にそう思えて、 

そしたら、妖精さんにお帰りいただく頃には

なんでか無性にワクワクして、

ものっすごく楽しくなって、

声まで出してキャハハハ〜と笑ったりした(大怖)。

 

ってことは、やっぱ、いらしてたんでしょね、妖精たち。

ありがとござます。

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<羽の妖精、ヒゲの妖精>

 

いいんだよ、なんでも。私はそういう存在を

思いやり、同時に、味方につける、

とはっきり意図したのだから。

 

 

【また妖精が、ピ〜ン!】

妖精茶会を開くには、「花」も欠かせない。

一週間ほど前かな、

これまたワッフルに引き続いてひっさびさに、

花を買っていた。

 

それがまだまだしっかり保っていたから、

水切りだけして活け替えて、

直前に摘んで来た草花も添えて

妖精の席に飾った。

 

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今は、ラナンキュラスの季節でございます。

ローズゼラニウムの葉も、良い香りなのでございます。 

 

何かしながら

お茶タイムをしていることは多いけれど、

わざわざ茶会と名付けて、席まで整えて

お菓子とお茶を味わいながら

花を愛でるなんて、

まぁ、なかなか無いわな。

 

あーもーワッフルうめぇぇ〜、

全粒粉ビスケットもうめぇぇ〜、

オーガニックレーズンもうめぇぇぇえ〜、

コーヒー派だけど紅茶もうめぇぇ〜、

と、思い続け、

声にも出す。

 

味わいまくりながら花を眺めていたら、

妖精がもう一振り、ピ〜ン!

また気がついた。

 

なんてぇのかしら、私は「花」も

実は好きだったんだ。

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【実は、中身が乙女座】

でもそれも

自覚していなかったことの一つだったなー。

オレに花束なんか似合わねぇ、と。

 

フラワーアレンジメントも習っているというのに(汗)、

いや、これは別ですし(何が別なんだ?)、

とか

お花にぅわあ〜かーわーいーい!とか言う人たちとは

違いますし(自分もすぐかわいーとか言うやないか。)

とかいう、ひずんだ意識で。

 

ピンクの服や、フリルふりふりスタイルも似合いませんし。

そう頑なに否定し、自分に言い聞かせることで、

自分の輪郭をイビツにも確保して、自分を保ってきたからなぁ。

 

いや、実際、似合わんし。

似合わんでもいいし。

 

と考えるのが、決めつけなんだ。

 

いや、でも、似合わんでもいいわけやし、

別にフリフリ好きでもないし。

 

と考えるのが、思い込みなんだ。

 

がんばりました。

もう、ゆるみましょう。

 

 

・・・・オレって、月が魚座なんだよ。

占星術の話な。

そこが、オレが惑わされてきたとこらしいんだよ。

 

月は実際の性質と真反対のところで

人間を惑わし続けてきてるらしいんだ。

 

その話を聞いた瞬間に、腑に落ちたから

それはきっと真実だ。

(いろいろあるけど、この話とか。

youtu.be

 

すごいお話をいろいろとなさるのですけど、

何が一番すごいって、この方のお名前。

どげなお名前だと思いますか?

マドモアゼル・愛。まじで。

 

 

youtu.be

この話とか、どんだけ精魂込めて

月と向かい合ってきたんだ?

という印象です。

 

オレには実は、魚座と反対の

乙女座なスタイルが合う、という

衝撃の真実を知ったんだよ、最近。 

 

いわゆるOLファッションだよ。

そんな服ひとっつも持ってないんだよ。

避け続けることに慣れすぎて、まだOLになれてねぇ。

冬にグラムロック風のパーマかけたとこだしよー。

 

でも、花を拒絶していたことと、

OLスタイルをすぐに受け入れられないこととは、

肚の底で、しっくりつながることなんだよベイベー・・・・

 

【ヘンタイ支配者】

思えば、私は花を、けっこう連れ回す。

ときどき、猫にもやるヤツです。

猫の意思をわざと無視して抱っこして

こっちにおいでよー、とこっちの「好き」だけを

ゴーインにゴリゴリ押しつける

(イヤーッ!と前脚で突っ張って拒否られたりするのとセットで楽しむ)

のと、同じ感じの。

 

花よ、私のもとに来たのだから、

私と共にあっておくれよ。

猫と違って、君は逃げられないからねぇ。。。

という、少々ヘンタイも入った、

許して受け入れてもらうのが当たり前の、

支配者的な連れ回し。

 

東京でホテルに泊まる時には1〜2本買って、

帰りの飛行機にも抱えて乗っていた。

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2019年6月のホテル。

立てば芍薬。立ってる芍薬

ホテルの部屋にはコップしか無いから、はじめのうちは

こんなアンバランスなことに・・・。

その後、以前ミュージアムショップで見かけた

ペラペラペタンコ花瓶を購入、愛用することになる。

 

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2019年7月のお伴。

も、ほんと、この花瓶チョー便利。

花が一輪あるだけで、ホテルの無機質な空気が

一変するからね。

 

去年10月、11月の安ホテル渡り歩き騒動の頃も、

その時うちにいた花を、文字通りあちこち連れ回し、

ホテルの部屋で水切りを繰り返した。

 

その都度、過酷な状況にしなだれかけては

コウベをもたげ直すのであった、健気なピンクのケイトウ(たぶん)。

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マジでこの花、ひと月近く一緒にいた。

最後はうちで、このように。お疲れのご様子。

すまぬ、過酷な道連れ旅。

でもすごく、”共にいた”実感があるんだ。

 

考えれば、うちの中でも

仕事をする時に自分の部屋に置いて、

食事の時にはキッチンやリビングに持って来たり、と

動かす、動かす。

 

なんだよ、好きなんじゃねぇか。

 

勝手に敬遠していたのは、やっぱり単に、

巷のオナゴたちの

「ぅっわぁ〜〜、お花キレ〜イ(*^^*)、ワタシ、大好き〜」的な、

花につきまとわせガチなキャピった態度や、

ヒトの目の方だった。

 

恐るべきジェンダーの塀の高さよ。

もうそれがわかったから、大丈夫だと思うわ。

 

オレは、

オレは・・・・

は、は、はな、花が・・・

花が、好きだーーーっ!!

 

 

そうやって、春分の日の茶会は

めでたく終了した。

 

 

妖精は一応、窓からお帰りになったけど、

でもいつもこのへんに、ピラピラといてくれてると思うわよ。 

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うまいオーガニックなレーズン。

レトロ感のある箱が、また、よい。

 

秋に、ご縁あって手元にやってきた

アンティークなイギリスの花のカードとも、違和感が無い。

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・・・また花じゃ!

 

これ、このアンティークなカード。

これ、いいんじゃ。

昔、たばこ?パイプ用の葉っぱ?か何かを

買ったら付いて来てたとかいう、

おまけみたいなもんだったらしい。

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ひとつひとつ丹念に野の花の絵が描かれ、

その裏には解説も。

いいよね〜

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これは、ブルーベル。

たしか、佐野元春がどなたかと組んでた

ユニット名も、ブルーベル。

 

今度は

これを愛でながら妖精呼ぼ。