断食4日目。思えば断食処女だった。

断食4日目。7日間の断食の、中日だ。

 

朝の心臓バクバクは無くなった。

起きた時は、まだ暗い部屋の中全体に

青いドットがちょっと見えたり、

目を瞑ると、まぶたの中にやはり豪華なチラチラが。

なにやら金色の、細かな織り柄が集まった

すごく綺麗な万華鏡を見ているような。

f:id:Sachi_de_Saint_Phalle:20190827102404j:plain

こういうイメージのが、暗いまぶたの中で、放射状になっていた感じ。

ちなみにこれは、私も7月に抱擁していただいた、世界の母アンマさんが

身につけたサリーでできてるのです〜ヽ(´▽`)/

 

やはり、なんというか、昨日までより断然、余裕あり。

余裕で振り返る、ワシの断食前半。

 

「食べる」ということについて、いろいろ考えてはおったよ。

 

断食初日は、

けっこうコテコテなメニューがフッ、と浮かぶことがあった。

ソースたっぷりのお好み焼きとか。

デミグラスソースを使ったようなもんとか。

私は好き嫌いはほとんど無いし、

こういうもんもふつうにおいしいと思うものではあるけれど、

ふだんはそんなに、

自分の大好物!として意識しているようなもんではない。

 

今思えば、カラダとしてはまだ、

 あ〜おぃ、おさち、オレは今日まだ食ってねーぞ

という段階だったのだから、

よくある「腹減ったから今ならけっこうなもんイケる!」という感覚で

ふだんはあんまり好んで食わないスタミナ食的なもんでもOKだぜ!

ということだったんだろう。

これはまぁ、ただのハラヘッタ状態だな。

 

ただ、朝、昼、晩と、慣れない青汁とか飲んでるし、

水も摂らないといけなかったしで、

胃自体には変な膨満感(これずっと継続)があるもんで、

自分が今、ハラヘッテるのかなんなのかマジでよくわからず、

心と体がチグハグな感じというか、

戸惑いの方が大きい。

 

断食処女だな。

 

私の場合、準備期間の3日目から断食開始日にかけてが

1泊2日の出張だった。

 

研究会に参加するという、気楽なものではあったのだけれど

特に今回は、ちょっと慣れてないジャンルの発表を、

2日間けっこうキーーーっと集中して

聞いたり書きとったりしつづける時間で、

それなりに疲れた。

 

で、その最中・・・

ときどき集中からふっ、と戻ってきた瞬間、

ほぼ反射的に

「あ〜なんかどっかで、ケーキとコーヒーかなんか・・・」

と浮かび、次の瞬間

「あ、今ダメな期間か。」

と、すっと諦める、っていうことが、何度もあった。

 

 

この意識のパターンとは・・・?

そして、すっと諦めることができるということは・・・?

さらに、初日は特に「噛みたい・・・!」と思った。

この点について考えたりしていた。

 

まずは、

”あーケーキコーヒー” 

について。

 

胃を満たしたいわけではない。

食べ慣れた味と食感と香りで、ただ

ふ〜っ・・・と一息つきたいのだよね。

 

味覚とは、ものっすごく気分を転換してくれるものなのね。

 

しみじみ感じた。

気分というか、カラダのいる「今」というか「場」全体を

変えているのだと思う。

だから、変えすぎるから、

 刺身食ってんだから、今チョコレートとかいらねーよ

とか、いうことも起きるのだろう。

なんでベランメー調気味なんだろう、この人は。

「甘いもんはベツバラ」とか「シメにラーメン」とかも、

そういう要素を含んでいる。

 

旅行とか、部屋の模様替えとか、服や髪型を変えるとか、

そういう大きな気分転換に比べて、

味覚はもっと小さなガス抜きというか、

口に入れた瞬間、瞬間で、小回りを利かせて

場を変えていけるものなんだなぁ。

発見できました、断食さん、ありがとう。

 

続きは、その2でね〜