【おしえて!オラクル先生】ドラム野郎とサンファル(番外編)

 サンファルのお悩みをオラクルカード先生方がひもとくシリーズの番外編。

 サンファルとドラム野郎との間に流れる、考えたらほぼ無言のやりとりの時間が圧倒的に長い、そういう関係についての。

 

 番外編てゆうか、実は同じ質問でまだ尋ねてたぬぉ、7月編、8月編の間にも・・・っていう話だ(汗)。しかも、タロット先生に加えて、オラクルMap先生にも尋ねている。おみくじの大吉が出るまで、という夢を見たい意気込みすら持ててない精神状態だというのに。同じことを何度となく尋ねてすがり、そして、おんなじことを言って帰されているところを、ご覧ください。

 あとで画像の日付を見ると、ちょうど7月編と8月編の中間ぐらいのところ、2週間ぐらい経ったところで、尋ねているから、やっぱそのぐらいの期間が、煮詰まるまでの限界だったってことだな。

 なんかあるんだろうな、2週間っていう長さに。たしか、暗く沈んだ気持ちが2週間以上続くという条件が、鬱と診断される時の基準に入ってると聞いたことがあるような。以前しずみきっていた時も、10日間を過ぎると息が苦しくなって来て顔上げた、みたいな感覚があったしなー。ま、いいんですけど。

 

【また来ちゃいました】

 ひとつのお悩みが続き過ぎて、占いやアカシックリーディングなんかをする人のもとに、しょっちゅう同じ質問をしに来る人がいるとは聞くけれど、ほら、こんなにおんなじ答えしか出てこないでしょ?という説得としても、このページは使えるかもしれん。と思えるほどの、カードの重なり合いの妙。猫の尻もかぶさっとることだし。

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 猫の曲尾が隠しているのは、この時のスタート地点:the 不協和音(▼「カップ2」)(▼は”逆位置”ね)。そしてそれにも屈せず、やはりきっちり現状を秩序立てて捉えようと(「法王」)している今。

 そんなことをするからキツいのだ。それはいわば、7月編、8月編でも言われ続けている「あんまり深く考え過ぎないようにね〜」の正反対なわけだから。(質問以上の課題として深く考えよ、というポイントで登場なさる大アルカナだし。)

 そうやってゆく先、近未来はというと、出ました逆位置ワンド:▼「ワンド Knight」。やる気の空回りで周囲を振り回すやつ。8月編のドラム野郎を表しているカードと同じ。こういうことだ、カードのつながりの面白さというのは。

 この辺のことです。しょっちゅう同じお悩みを抱えて同じことを尋ねて来ても、「・・・ね?同じでしょ?」と言われているなあとわかる、自分を納得させる客観的材料となる、というポイント。

 

 その当のドラム野郎の位置には、▼「ペンタクルス1」。こだわり過ぎて、始めようとしているのに始められない。まさに。ほんとこれに尽きる。10年間。

 かたやサンファルの位置には「ペンタクルス Queen。これまでの積み重ねを現実的にどのように活かして行ったらいいのかしらん・・・と俯いて内側見つめて考えとる。内側見つめてばっかしぢゃ。(この女王様も、後でまた私が最もとりがちな行動をとった場合の「現状」として、再登場なさることになる。)

 

 アドバイスとしては、重荷背負い過ぎてますよー、自分の力でやれる範囲超えてますよー(「ワンド10」)、このままでは、結局どうしていいかわからん(▼「ワンド3」)って状況にしかならんよー、と。

 目も当てられん。そら猫の尻もどかぬはずぢゃ。

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【だからどうしたらいいんですか】

 と、フヌケのように尋ねるしか無い。アタマ働かないからね。

   ↓

 「悪魔」が言いました。「抜け出せない状況を、そうやって敢えて受け入れて楽しんでいなはれ。」三者から見ると、なんでそんなことで悩んでいるのさ、という状況らしい。ふん。っそーなのかよ・・・

 

 意識の持ち方としては、「はぁ〜〜もう苦しい、大変」て思ってればいいやん(「ペンタクルス5」)。べつに、なんか目に見える達成感的なもんとか、なーんも目指さんでいいから(▼「ワンド6」)、と。

 なんというかしら、もう誰も、がんばれとかポジティブなアドバイスなんてしてくれないのだ。

 

 そして自分の心が寒すぎるこのビンボーカード「ペンタクルス5」もまた、次でも出て来るんだ。私の「気持ち」として。すごいよなー、この駄目押し具合。78枚のフルデッキ、オールキャストでお送りしてるはずなのにねぇ。超売れっ子しかブッキングされない、ってぇ感じの重なりよう。

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 そしてまたもや大アルカナで突きつけられた「悪魔」による厳しい一言。抜け出せない状況を楽しんでいるのらしい、私は。これは、7月編でタロット先生に指摘された「好きでその試練受け入れてるんでしょが?」ということと、同じご指摘。これも大アルカナ。嗚呼、大ある哉。

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[7月の行動指針の中の、”落ち着きどころ”としてご登場の▼「吊るされた男」]

 

だから、どう尋ねても、

・自らそこにハマっているだけ(←大アルカナね。)

・それ以上努力しようは無いよ、考えるのやめたら?

というのがセットで伝えられるばかり。という感じだと気づく。今思えば。でもこの時はその程度にすら、引いて見ることなんてできてない。

 ・・・だから、また尋ねちゃうのです。単なるリピーター。 

 

【熱烈リピーター】

多少尋ね方を変えたところで、同じ本質には、同じ答えで返される。

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「自分の中の、3つの対応の仕方がぐるぐるしているのです、タロット先生。」と聞いてみた。

 

(1) 相手も傷ついてるのだろうから、と相手に合わせるのか(例えば、またスタジオに練習に行こうと言われたらそれに従う、とか)、

(2)いったんこれまでの本音をまたぶちまけるのか、

(3)いやもーお手上げっすなんも考えられないっす考えたくないっす(腕押しのれん)とクラゲのように漂っとくのか。

 

 矢印の出発点が、サンファルの現状。

 はい、再登場。心が寒いビンボーカード「ペンタクルス5」すなわち、「あ〜苦しい、身も心もさぶ〜・・・((´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`))」という気持ちを起点として、考えられる3つの場合それぞれの先がどうなるのか、っつーと・・・

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(1)気遣いは、繰り返しの元!

 相手も傷ついてるのだろうから、とか、常に怯えていたのだろうから、とか相手の気持ちを結局優先して考えてやってしまうのは、これまで私が人生で感じて来た全てのやりきれなさを呼び込んでしまうことにつながる。

 現実としてどのように相手の気持ちを汲んで慰めていくことができるかしらんと、俯くことばっかり続けている(「ペンタクルス Queen」)。これは、自分のイライラをちらしては、結局、相手のこれまでの態度を助長していくことになるだけ。作ってしまった役割の繰り返しというか。

 つまり、やる気はあるけどそれゆえにパタッと不機嫌に態度を変えたりするような、訳わからん振り回し(▼「ワンド Page」)を相手に繰り返させることになる、ということ。

 この問題、特にドラム野郎に関しては、やる気がストレートに勢いとして出せず空回りしたり周囲を振り回したりという状況を表す「▼ワンドのスート」(振り回し力が強い人々のカード)ばっかり。見事なリレー。

 

(2)内心ぶちまけるのも、もう古い!

 内心をぶちまけるというのも、建設的なつもりの一選択として何度となくやって来たことだけれど、そういう荒療治的な手放し方(「ソード10」)は、まぁやったはやったで、無いと思ってたものをちゃんと持っていたことに気づいて、新たな段階に行くには行けそうな(▼「カップ5」)。ある意味、(1)よりは望みも残ってはいる。

 でも、(1) で溜まって(2)で爆発して雨降って地固まらす、という方式を長年とってきているので、このパターン自体にサンファルは疲れているのだ。

 

(3) 新手の極意:何もしない! 

 その場合、今までやったことのない(3)が一気に浮上する。いや、もう疲れたので何の改善策も考えません、何の気を使うとか、何を繕うとか、そういう努力も一切いたしません、だって気が乗らないから。

 ・・・と、そういう態度でドタッとかまえとくのがいいのだろう、と実感としてやっと気づき始めていて(▼「月」)、そうやった先には、むしろキラッと希望は見える(「星」)ようだよ、と。

 そしてこの希望の「星」も、8月編の「近未来」で再登場することになるカードなのだ。絶望のズンドコおっとドン底にあって、希望を象徴するカードが再登場してくれると、ほんとに、浅く固まっていた息が、ふっ、と広がる。 

 

【”自分の内側を見つめる” とは・・・?】

 それが、まず相手の反応を気にするのでなく、本当の意味での「自分の内側(の感情の湧き出す原点の部分)を見つめる」ということなのでしょう。

 それが自分を中心に置くということの始まりであり、そこから次に自然と出て来る言動が、いわゆる「欲しいものを(当たり前のこととして)欲しいと言う」という、現実を引き寄せる宇宙へのオーダーでもある、ということなのだ。と思ひます。

 

 理屈ではわかるけれど、実に難しいんだほんとに私には。たぶん、多くの人にとっても、そう簡単なことではないんじゃないかなぁと思う。

 

 サンファルとドラム野郎との関係に限らず、たいていの人間関係の、なんらかのマイナス感情を生む場面というのは、そういう「パターン」をお互いが覚えてしまっているところであることが多いだろう。

 だからこそ、互いにはまり込んでいって、いやだーとか思いつつ実は慣れた状況の中にいつもの居場所を見つけて、安心しているのだ。ある意味、そういう方法でお互いの何かを確認しているのだろう、ヒートアップ具合から推測できるこっちへの真剣さとか。確認のしかたが、重すぎるな。

 だからなおさら、そのガチガチの関係の外側へ、自分の方から先に抜けていくことは難しいのだ。

 私にも本当に難しい。すべての人との関係において。でも、もっとも私にとって大事な点でこうまで繰り返されるのだから、やっぱり私がクリアすべきレッスンなのだろう。逆に、ここをクリアしさえすれば、私にはきっと、この関係以外の関係におけるレッスンなんて、ほぼ自動的に完了するに等しい。

 

 そう。私は、相手の感情を先に捉えてしまって、「悪気はないのだから」と「解釈」してしまう。あるいは、違和感を覚える言葉を突きつけられても「悪気はないはずだ」とか「この場でそんな理屈の通らないことを言うにはもっと私のわかっていない論理があるのだろう」と、つじつまを合わせてやろうとしてしまう。

 違和感を感じた自分の感覚の方に先に手を当てて ”手当てしてやる” べきなのに。それは後回しにして、相手を傷つけないことを最優先にするために、相手の言動への「解釈」を先にやってしまうのだ。

 

 悩み続けてしまった「ソリチュード論理式」シリーズも、全てその意識によるあぜ道、田んぼの畝みたいな、よろよろとした「相手優先」の発想から膨らんだものに過ぎない。

 あれは、シンプルに、優れたアカシックリーダーとして名を馳せているらしい人の限界に過ぎない。それまでの転生がどれだけ偉い人物だったか、どれだけ今世で人を愛しているかを周囲の人々が好意的に語っても、あの場面でのあの言動のまずさは、単にその人が肉体を持つ3次元世界での自称「人間らしさ」としての限界でしかない。

 それを、私は、自分以外の登場人物たちすべてに「悪気は無かったはずだ」と解釈してやるところから始めてしまう。だから同時にしわ寄せとして自分の中に生じる空しさの、扱い方がわからなくなっていくのだ。バカバカしい話じゃござんせんか。

 

 もう、やめるよ。好意的に解釈してやるなんてことは。

 

 さて、こんなにも難しいことなのだ、私には。そしておそらく、多くの人にも。ほんっとうの自分の奥底の感情を優先し、自分の感覚をまず大事にするということが。

 それこそが自分のハートを開くための原点だというのに。ハートが開ければ、もっとすんなりと、欲しいから欲しいと言え、嫌だから嫌だと言え、それによってコトはひどい方へは転がらない。はずだ。ひとりひとりがそうやれたら、それがマジのパラダイス。

 

 もう、オラクルMap先生とのやりとり紹介するのは、やめた。

 これがすべてだ。

 ほんと。これがすべて。

 

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