お花レッスン 《リーフアレンジ》

お花レッスンのメモ。備忘。

でもどなたかのお役には立つでしょう、きっと。

【花材】

<枝もの、葉もの>

(1) 雲竜柳(アカジクドラゴン)黄色っぽいくねった枝 3〜4股に分かれてるの1本

(2) モンステラ 中くらいの 2枚

(4)(8) タニワタリ 3枚

(11) 雪柳(紅葉) 赤っぽい 1枝

 

<マス>

(3) ピンクッション(コーディフォリウム)赤 2輪

(5) ビバーナム(アルプスルビー) コンパクタとも言う。黄色い丸い実 秋っぽい 1枝(実は3房)

(6) (10) リューカデンドロン(サファリサンセット) 2本

(7) バラ(アマダ)ふっくら中くらい 赤 2輪

(9) テマリソウ みどりの玉 2輪

 

 

 

これは、三方見(さんぽうみ)。

マスになり得るものたちが皆、

デカい&色の主張がはっきりしている 。

 

【準備】オアシス

長い方を正面に。花器の縁から2センチ程度の高さまで押し込む。

特に、角はしっかり花器の内側に向けて、面取りしてセット。

セロファンは、2センチぐらい残してカット。

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【スタート】大きく。

(1) いきなり雲竜柳からいってみましょう。

他の葉物を活けてから柳の高さを決める方法もあるけれど、

のびのびと、柳を先に置いてしまう。

前後の位置も自由。

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けっこうな長さ、高さ。

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他の葉物も、花類も、

あまり散らすよりもグルーピングする(まとめる)方が、

その特徴が際立つ

 

葉っぱ類のもともとの向きなども考えて、

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このモンステラは、正面に向かって右側に来て欲しいので、

 

(2) 柳のお次はモンステラ

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次の葉物は、左に来るものを。

レッスンの時は、もう(3) フォーカルになる花を選んだ気がしてきた。

 

けど、うちでやり直しているこの写真では、

間違えて左側の葉物を先に挿してしまった。

結局、あとでやっぱりバランスが悪くて、挿し直すことになったわ。

 

まぁよい。そのまま進めます。

(3) 左側に来るタニワタリを、今回は、葉先をまるめて使う。

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両面テープで止めてみてから、形が決まったら、ホッチキスで

2〜3箇所パチン!パチン!と止めてしまう。

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↑これは、裏側の模様を敢えて外側に出してみた。

↓こっちは、表側を外側に。

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長さが決まったら、オアシスに挿す

中心の芯の部分を残して、葉の部分は切り取る。

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1枚目。

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2枚目。

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とりあえず、葉物は2枚ずつ。

あとのタニワタリ残り1枚は、バランスを見てどこかに。

 

(4) ここでは、フォーカル。

高さが活かせるのがフォーカルになると、映えるよな。

その他の花は、フォーカルを活かすため、低めに。

 

今回のフォーカルはピンクッションで。

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フォーカルを決めたら、やはり、

同じ種類は近いところどうしの方が、引き立てあえる。

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(5) ビバーナムの、実の垂れた感じを活かして使いたい。

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立てて高めの位置で垂れさせるとか、

下草(したくさ)的に、下の方で垂れさせるとか。

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今回は、立てて一枝まるごと。

これは3かたまりある実のついた、一本の枝です。

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(この、葉っぱのついたヤツね。)

 

(6) リューカデンドロンも、2本近づけて。

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(7) あとバラ。

これも、目立つ赤!なので

周囲の色とのバランスで、

1輪は、モンステラの緑の間に、横顔として。

もう1輪は、フォーカルを引き立てるために

後ろから覗かせる、という方法もあるし、

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フォーカルのピンクッションの間に

ビバーナムがあるので、

その黄色い実をバックにして

前に持って来る、という方法も。

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レッスン終わって花持って帰って来て、

こうして挿し直すまでに2日経ってるからなー。

バラがすでに、ヘタれている。

けど気にしないで!もう少しよ!

 

それに、やっぱり左側が窮屈。

これも後でやり直してしまうから、

気にしないで!

 

(8) 3枚目のタニワタリを、

左の2枚の間にちょこっと見える位置に補充。

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(9)  テマリソウ2輪プラス。

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(10) 仕上げ1

あとは、正面の後ろが、まだスカスカ。

 

2輪目のバラを前に持って来てるので、

後ろからちょこっと、濃い色を覗かせるため、

リューカデンドロンの残りをプラス。

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(11) 仕上げ2。

雪柳の1枝の、先の方をちょっと覗かせる。

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あとは前の方の下のほうに、下草として補充。

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できあがりなーのだ。

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 これはレッスンの時の完成状態なーのだ。

まだバラやピンクッションが生っき生きしておーるのだ。

 

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グロテスクではあるけど、美しい。

ピンクッション(コーディフォリウム)。

 

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テマリソウは、ほんに、器用な立ち回り。

マスにもなれて、下草にもなれる。

 

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ビバーナム(アルプスルビー)(先生は、ずっとコンパクタと呼んでらっしゃいました)と、

まだふっくりしてるバラ(アマダ)。

 

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いつ聞いても、聞く者の耳にその名を轟かす、リューカデンドロン!

またこやつも、マスでもいけるし、長くも短くもいけるし、

長さ調整したあとの残りも、ちゃんと脇役でいけるし、

ドライになってもまだいける!すごい!燻し銀!

 

おつかれさまー。パチパチヽ(´▽`)/☆